日本海を見に自転車で日本横断してみた
最近ガッツリロングライドできてないな
どこか遠いところ行きたいな
・・・・・・
・・・
そうだ、日本海見に行こう!!
ということで静岡の太平洋海岸から新潟県糸魚川市の日本海海岸まで走ってきました
コースはこんな感じ
太平洋の水を汲む
お決まりのやつはやらないと
当日は真夜中に出発するので夜の海は怖い…
ということで数日前に三保の海岸で太平洋の水を汲んでおきました
太平洋というか駿河湾の水かもしれませんが
静岡をスタート
6月某日 午前3時静岡市内を出発
ロングライドになるので日の出前に出発します
到着予定時間は午後6時
およそ300kmを15時間、グロスで20km/hで走る算段です
夏至に近く昼時間が長いので明るいうちに到着を考えての出発時間です
するが健康ランドを過ぎたくらい
太平洋は目の前ですが真っ暗で何も見えません
興津から52号線には入りません
登りがきついので富士川まで回り込んで北上していきます
富士川に着いたくらいで明るくなってきました
富士山のシルエットがいい感じです
山梨県に突入
嫌いな52号線は走らないように富士川の左岸側をひた走ります
途中の身延駅で水分補給
駅は空いてますが人はおらず
下部温泉すぎて仕方なく52号線を走ります
身延町を抜けるまでアップダウンが多いのと洞門が多くストレスが貯まります
早朝のため車の通りが少ないのが幸いでした
南アルプス市に到着
ここからはしばらく市街地なので平坦で走りやすい
ただし通勤が始まってくるので車が多い多い
あと信号に何故か毎回引っかかる!
韮崎市に入りました
ここからは20号線で長野県の富士見町まで徐々に登っていきます
富士見町の最高地点は標高900m
ログを見ると韮崎の標高は300mほど
富士見町まで600mくらいは登っていたようです
だんだん斜度がきつくなっていく20号線に脚を削られていき割とヘロヘロに
全然速度が出せずもどかしい気持ち
ふと思いました
今日暑くね?と
あとでニュース見たらこの日猛暑日だったそう
この辺りも昼過ぎには30℃近くあったようです
長野に突入
暑くて下むいて走ってたら長野県の標識を撮り忘れるという失態
ヘロヘロで富士見パノラマ入り口交差点(峠最高地点)を通過し、すぐにあるローソンに駆け込みます
たぶん塩分が足りてない
チャリダーで五郎監督も言ってたし
ということで塩タブレットを買って一気に3つくらい食べる
すぐに効果が出て脚がめっちゃ軽くなりました!
ただしここからサドルバッグに塩タブレットの袋がずっと写り続けることに
(サドルバッグ開けてしまうのがめんどくさい)
諏訪湖です
ちょっと休憩
湖ってやっぱり
対岸が見えるくらいが丁度いい気がします
琵琶湖みたいに対岸が見えないくらい広いともはや海と変わらないですからね
諏訪湖はお散歩してるおじいちゃんおばあちゃんでいっぱいでした
諏訪湖を過ぎると塩尻峠を登らないといけないのでまずは水分補給して走り始めます
すぐに上りが始まり、体感5%くらいの斜度が続きます
といってもそう長くないです
登坂車線があって路肩も広めなので危なげなく登れます
ここが本日の最高地点、標高965mです
ずっと静岡から登ってきたのでギャップで楽しい
塩尻市内まで降りてきたら立派な国道沿いに走ります
車が多いですが道幅が広いのと風の流れができてるので走りやすいです
あっという間に松本へ
松本市内はかなりの渋滞気味
動かない車列の左を抜かせてもらいながら進みます
長野の人って車社会のせいかすごい譲るんですよね
右折して店に入りたそうな車がいたらすぐ譲るような素晴らしい車マナーな県なんですが、おかげですり抜けは慎重にしないといけません
渋滞する松本を抜けていたら段々と景色が良くなってきました
安曇野という標識が見えてきたのでそっちに向かいます
と道路脇の花壇にでっかい綿毛が!初めてみた!
これなんて植物なんですかね
ちぎってフーってやろうかと思いましたが自重しました
安曇野は本当に景色がいいです
まず遠くの雪のかぶったアルプスの山々がいい
そして花がいっぱい
そんな中を走ってるだけで気持ちいい
菖蒲の花が咲き乱れてたりとか、田んぼがあって稲っぽいのが茂ってるなと思ったら全部黄金の小麦が風にたなびいるとか走ってて飽きません
さて、安曇野まで来て総距離が200kmを超えました
時間は11時です
200kmを8時間、グロス25km/hで走れており、当初の計画よりかなりのハイペースで走れています
身体的にも塩分を適時補給しているおかげか全然大丈夫そうです
余裕をぶっこいても問題なさそうなので早めの昼飯としました
やっぱり長野に来たらそばでしょう
走ってて見つけたお店に入りました
r.gnavi.co.jp頼んだのは鴨南蛮そば
蕎麦もうまいけど鴨が美味しかった!
ついに見えてきたぞ日本海
安曇野を過ぎて白馬に向けて進んでいきます
木崎湖もいい景色です
ここでキャンプしてみたいな
木崎湖の隣の小熊山
昔登りましたが景色が最高なんですよね
また行きたい場所です
が、今回は先を急ぐのでスルー
青木湖を過ぎます
このあたりトンネルがありますが中が涼しくて気持ちいい
しばらく出たくないくらいでした
白馬村まで来ました
まさか車でスキーに行く場所に自転車で行くとは思ってませんでした
自転車ってすごいですね
世界が広がります
日本海という文字を見つけて撮ってみました
この辺りは適当に山を背景に写真を撮ればだいたいいい写真になります
残り46km
しかも下るだけ
楽勝じゃん
とここでは思ってました
真の地獄はここからです…
148号線は洞門とトンネルの巣窟でした
しかも片側1車線の道は路肩は広くなく舗装も悪い
そして大きな石を積んだダンプ、タンクローリーがバンバン通ります
トンネルでダンプに追いつかれリターダーが後ろで盛大に響いている中ヒヤヒヤしながら全力でダウンヒルしました
超怖え…
一旦、道の駅小谷に寄ってプテラノドンが捕食されそうになっている謎のオブジェを見ながら呼吸を整えます
道の駅を過ぎたらさらに長いトンネルと洞門が待ってました
長いトンネルが終わると洞門が始まりそれを抜けると登り返しのトンネルになりその後も洞門、トンネル洞門トンネル・・・
体感では10kmくらい外に出られない道でした
コレが本当のインドアトレーニングかと
いやドアついてないけど
新潟に突入
トンネルを抜けるとそこは新潟でした
安心してください
このあとも長大なトンネル洞門地獄です
トンネル侵入前に後方確認
車両がいれば先に行かせ最後尾を走ります
静岡~山梨を結ぶ52号線も走りづらいなと思ってましたが、148号線のほうが圧倒的に走りづらいですね
下りで走れてまだマシでした
トンネル洞門地獄を抜けると道が平坦になってきました
雰囲気は静岡の富士市に似ています
河口付近はだいたいこんな感じなんでしょうか
ついに日本海へ
糸魚川市内に入ってきていよいよ海が・・・
見えた!!!
(このヒスイ海岸までにちょっと海岸線走ってるのは内緒)
時間は15時45分
300kmを12時間台で走り切れました
普段自撮りなんかしないですが今回はそんな気分になりました
言葉はいらねぇ。
背中で語るぜ…。
(ひさびさのロングライドで頭がおかしくなっています)
コレは日本海に太平洋の海水を混ぜる黒魔術です。
ミッションコンプリート。
宿に向かう途中、糸魚川駅がありました
新幹線止まる駅なのに誰も歩いてない…
唯一玉を持ったマスク美人がいたので一緒に撮ってもらいました
そして優勝しました。
宿のルートインにチェックインして風呂入ったら溶けました
大風呂最高
とりあえず足を揉んでおく
やっぱり脚は重いわけでまだまだだなーと思います
もっと余裕で300km走れるようになりたいもんです
宿の隣に寿司屋があったので日本海握りを頼みました
コレがめっちゃうまい
日本海の新鮮な魚は最高です
これにビールも飲んだら染み渡り過ぎて優勝しました
ダントツの優勝です
ありがとう御座いました
宿戻ってベッドに乗ったら一瞬で気絶してました
今回はトラブルも無くいい旅でした
次は何を見に行こうか?