SDA in 王滝2019 100kmコースをMTB歴3ヶ月の初心者が走ってみた!!
2019年秋の王滝100kmに出場してきました
いやーほんと辛かった
でもちゃんと完走しましたよ
来年春も出るかもなので事の顛末を残しておこうかと思います
準備とかスケジュールとか考えることが多かったので読み返して次に活かせるようにしときます
王滝を走りたい!
まずMTB買ったのが6月です
同僚が春王滝を走ってて興味が湧き、色々レポート読んでたらめっちゃ王滝走ってみたくなって勢いでMTBをガイツーでポチる
一週間後にコヤツが着弾
SCOTT SCALE940
ハードテイルでSRAM NXの12速
ブレーキはシマノ MT200とかいう低グレードな油圧ディスクブレーキ
王滝初心者はフルサスおすすめという言葉をいくつも見たけど限られた予算で軽量さをとったのでハードテイルです
まずは練習だっ!
とりあえず練習しないと王滝で死ぬ未来しか見えないので同僚を誘って富士見パノラマへ
どしゃ降りの初心者コースは余裕で楽しいw
泥んこスリッピーな中級者コースは死にそうになりながらもクリア
上級者はやめといたw
同僚にはこれなら王滝イケるとの評価w
しかしこれを最後に王滝までオフロードは走れず
慣れるためにオンロードをMTBで走る日々でした
装備を考えた!
道具編
王滝なら装備も重要ということで色々買い足しました
補給食を大量に持ち運ぶためにトップチューブバッグを増設
背中にハイドレーションを背負いたくなかったので750ccはいるボトルを追加して元々持ってる600ccと合わせてダブルボトルに
補給食のゼリーを入れるためにフラスコを追加
こいつはバックポケットに入れます
タイヤも初期のWTBからMAXXISのクロスマーク2に履き替え
タイヤの選択も重要らしいので色々調べて定番らしいタイヤにしてみました
たっぷりシーラントを突っ込んでおきます
他にもこんなのを持っていきました
- 自作前後フェンダー
- ガーミン530
- 小容器に移したチェーンオイル
- チューブ2本
- 12速用ミッシングリンク
- 携帯工具(チェーンカッター付き)
- パンク修理のパッチ
- タイヤレバー
- チューブレス修理キット(↓こんなやつ↓)
服装はロードと変わらず半袖短パンなサイクルジャージに上だけ長袖コンプレッションインナーを追加
朝寒く昼は暑くなるそうなので両方対応できる格好に
ちょくちょく草をかき分けるシーンがあったので長袖を着ていて正解でした
初参加なので超調べてとりあえずDNFならないような装備を揃えました
でも結局ほとんど使わなかったけどねw
補給食
メイタンCC 8個
スポーツようかん3個
アミノバイタルパーフェクトエネルギー3個
アミノバイタルの溶かす飲料3本
干梅1袋
を装備して走ります
メイタンは6本をフラスコに注入
ウイダーと干梅はサドルバッグ
残りはトップチューブバッグへ
前日受付へ
王滝前日は16時いり
初めて王滝村に来ましたがほんとに自然豊かですね
とりあえず受付してゼッケンをバイクに取り付けておきます
16時半から説明が始まり初参加なのでしっかり聞いておきます
しかし説明聞きながら周りを見ると集まってる人たちの雰囲気がヒルクライムレースとはぜんぜん違います
ヒルクライムレースだとひょろっとした人(俺みたいなもやし)も多いんですが王滝はがっしりとしたいかにも運動得意ですみたいな方々が多い
そしてみんな日焼けで黒いw
説明聞きながらかなり不安になってきました
ボッチの初参加でまわりの屈強な男たちに囲まれたら心細くもなるなる
説明では写真で走る上でのポイントを教えてくれます
100kmは青矢印の方に進めとかここガレてて軽トラでもキツイだとか
初心者は聞いておくべきですね
説明会が終わったら車で読んでない漫画読んだり夕飯食べたり歯を磨いたりして9時くらいに寝ます
布団をそのまま持ってきたので車中泊でも快適に寝れました
本番当日
3時のアラームで起床
外に出ても寒くなく20℃くらい
着替えて朝ごはん
4:15に整列前整列に行きます
すでに結構な人数が並んでます
4時半に一斉にバイクを置く!
そしてそのままトイレに!
トイレも並ぶと聞いて行きましたが速攻で向かうと別に並びませんでした
時間まで車で待機
5時半にまた戻ります
隣で弱虫ペダルの渡辺先生の写真撮影会がw
御嶽山に安全を祈願して二礼二拍手一礼
いよいよスタート
ぷお〜ん
運動場を抜けて林道まで数キロパレードランです
途中1度停まりましたがおおむねスムーズに林道入口まで
林道入ってすぐの登りは人が多くラインを選べず
隙間を縫って徐々に前に出ます
基本的に岩が多く走りづらいのとたまに深い砂があってハマりそうに
進んでるうちに徐々に集団も伸びてバラけてきました
最初の登りが長いのとやはりレースで周りに流されて踏みすぎてるので疲れてきました
まあのんびり行きます
GARMIN530 のClimb pro機能であとどれくらいで頂上かわかるので結構便利
登りきったら今度はダウンヒル
意外とみんな遅いのでごぼう抜きです
調子に乗ってジャンプしたりして遊ぶw
途中から舗装路になったのでさらにかっ飛ばします
と、快調に飛ばしてたらアスファルトが大きくえぐられてる!!
避けきれず突っ込んだところ後輪がリム打ちした感覚…
そしてパンクしちゃいました…おうふ
路肩に寄って修理しますがその間に下りで抜かした分くらい抜き返されます
修理でサドルバッグを開ける
…!?
ベットベトや…
なんとサドルバッグに入れてたウイダーが振動で爆発してました
すげえな王滝
CO2ボンベで空気を注入
そこまで穴は大きくなさそうなのでシーラントを頼ります
5分で復帰して下りきります
下りきるとどうも42kmコースのスタート地点らしく選手に応援してもらえました
過ぎたらまた登り
しばらく舗装路ですがなんとなくタイヤが重い
やはり後輪が潰れ気味です
舗装路の終わりくらいで降りて今度は手押しポンプで空気を入れます
そしたらバッチリ漏れが止まりました
やっぱシーラントにCO2は合わないのか?
登りを再開しますがすでに足にきています
水分とエネルギーはこまめに補給してるんですが追いついていない感じ
2本目を登りきり下りで結構抜かして3本目を登りきりCP1へ到着
足はかなりグダグダ
2時間43分掛かりました
ここまで水はボトル1本と少々の1Lほど
補給も400kcalくらい
水をボトルに詰めてミネラルの粉も投入
すぐに出発します
CP2への道はひたすらアップダウン
登りで抜かされ下りで抜き返す
そんなことを繰り返すうちに足がホントにだめになってきました
ほんと辛い
登りはゾンビのよう
でも下りは頑張る
三浦貯水池のつかの間の平坦で気を抜きます
天気が良すぎて暑い
御嶽山もキレイに見えます
水分補給しますが足りてないのかな
もう何個の坂を登ったかわからなくなった頃ようやくCP2に到着
CP1から1時間56分かかりました
10時45分くらいです
水は1Lほど消費
補給は胃が調子がよくなくあまりできなかった記憶
辛すぎでリタイア受付の文字が魅力的に…
でも諦めません
寝っ転がって攣りかけた足を伸ばして休憩
水も補給して10分で出発
足を伸ばしたおかげか体が楽になってきました
相変わらず遅いですが足は止めずに進む
CP3までもアップダウンですがそんなに長い登りはないです
15km程度なのですぐにCP3に着きました
水も全然残ってたので停まらずに通過します
CP3からゴールまでは2本ほど登ったらあとは8kmの下りです
下りはガンガン飛ばします
何人抜いたかな
めちゃくちゃ楽しい
岩がガツガツ当たる音がしますが気にしない
パンクだけしないでくれと祈るw
ここでかなり順位を上げたはずです
下りきったら残り1kmの看板が
最後だけ頑張ってこいでゴール!
降りたら両足攣って動けないw
ゴール地点でしばらく休んで会場に戻ります
会場行ったらまだ全然人がいませんでした
速報を見たところ6時間36分でゴールでした
初参加にしてはなかなかなんじゃないかな?
何より達成感はすごい
でも思い返すのは辛かった登りw
まあ表彰には引っかからなかったので帰ります
MTBを見てみると意外とキレイ
もちろんダウンチューブとかは泥がとんでますが泥んこではない
でもシート周りは爆発したウイダーでベットベトw
後日洗車したところBB下に塗装剥がれが…
下りでゴギンとか鳴ってたけどこれですね
まあカーボン剥離はしてないので問題なし
あとリアのリムも2箇所凹みが…
幸いアルミリムなのでペンチでグイッと補正しときました
たぶんパンクしたときにやったんでしょうね
王滝の感想
王滝に興味を持って半年もないくらいでしたがなんとか100km完走できました
今のところ辛かった思い出が大きく次のことはあまり考えられませんがたぶん春王滝も走るでしょう
今回の逆周りになるらしいですし
辛かったのは補給が下手くそだったのが原因なので次は補給を完璧にして楽しく完走したいですね
そしたらタイムもまだまだ縮められるはず!