CANYON ULTIMATE CF SLX9.0をインプレッション
ツール・ド・フランスにも使用され、日本においても試乗会か開かれれば行列ができるキャニオン。しかし自分がニューバイクの候補を選ぶ上でなかなか一般の人が乗ってみた情報が非常に少なく感じた。そこで実際に自分が買ってみて使ってみた感想を書いておこうと思う。ちなみに現段階で走行距離500kmほど。
モデルの紹介
まず購入したロードの名前だが、
CANYON WMN ULTIMATE CF SLX 9.0 TEAM CSR 2017
である。そう、WMNとついている通り女性向けモデルである。
しかし自分は正真正銘男。
女性向けのジオメトリとなっているがドイツ人と日本人ではそもそも骨格が違いすぎるだろうということで買ってしまった。そもそもカラーが好みすぎるからしょうがない。
パーツ構成
買ったときは以下のような構成になっていた。
- SRAM RED22 機械式
- ZIPP 303 FIRECREST
- Continental GRAND PRIX 4000S Ⅱ
これをCAAD12に付けていたものを移植。
- SRAM RED22 eTAP
-
MAVIC KSYRIUM PRO EXELITH SL
- Continental GRAND PRIX 4000S Ⅱ
つまり乗ったときの印象はそのままフレームの印象って言うことでほぼ間違いないかと。
これで
6.4kg。か、軽い~!!!
乗った印象は?
走り出して最初に感じたのは乗り心地の良さ。CAAD12と比べて路面のザラザラ感が大幅に減っているし、ギャップの跳ねもいなしてくれているような感覚だった。
次に感じたのはダンシングしたときの進み具合。踏み込んだときにグッと前に飛び出る感覚がすごすぎてびっくりした。これが剛性が高いということなのだろうか。雑なペダリングをするとそのまま挙動に現れるような動きもするしさすがフラッグシップという感じ。
ま、初カーボンバイクだから他のカーボンバイクとの比較はあんまできないんだけどね。
ただ知り合いのロードにちょっと乗らせてもらった感じからするとメリダ スクルトゥーラ9000には似ているかも。軽量カーボン同士だしね。デローザ アイドルとはぜんぜん違うかな。あれは結構ずっしり感があった。
よいところ
なんと言ってもカラーがいい。キャニオンの自転車って基本地味カラーばっかなんだけど女性用モデルは何かしら鮮やかなカラーが差し色で入っていたり自分が買ったやつみたいにカラフルだったり。やっぱり見た目って重要よね。
あとはやっぱり軽さ。フレーム重量700g台は伊達じゃない。最近は重量よりエアロが流行ってるけどフロント50-34、リア11-28の山専用機のつもりだったから軽さも選択の重要な要素だったわけ。
しかも空気抵抗を考えてないなんてこともなくてSLX9.0ならステム一体型の空力に優れたエアロハンドルがついてくるわけでエアロに関しても文句がない。ステム長を選べないからドキドキだったけど自分はピッタリ使えてるから良かった。
わるいところ
今の所ない。アルミバイクとの比較ですべての性能があがっているからね。
が、心配なところはある。
塗装がマッド塗装で薄そうなのだ。今後の使用でぶつけたとき、擦ったときにこのお気に入りのカラー塗装がどうなってしまうのかが心配。マッド塗装だと3Mの表面保護テープも貼れないし。まぁ丁寧に乗っていくしかないかな。
まとめ
総じていい印象しかないアルチメイト様。
まだまだ乗り始めたばかりだから色々といいところ悪いところが出てくるはず。もっと乗り込んだら今度は長期インプレッションを書こうと思う。